オパールピアス加工
|何とサイト開設年(2003年)に頂戴したご依頼事例です。
懐かしい…。
お預かり品
K18(オーストラリア)オパールの指輪です。
ピンク色(赤系)の斑(ふ)が石全体に現れる、とても綺麗なオパールです。
この宝石の特徴である遊色効果が存分に楽しめるオパールですね。
(ちょっと画像では表現しきれてないけど…。)
このオパールを使って18金のピアスにしたいとのご希望&ご相談です。
先ず、一つの石を二つにリカットすることになります。
これは研磨加工業者さんに依頼します。
(宝石研磨は熟練の技術が要求される非常に難しい作業です。ミスイコールお客様の宝石の破損ですから、万に一つの失敗も許されないのです。)
リカット後
無事、研磨完了です!!
因みに、最大限二つにリカットする場合、石目(カラット数)にどれだけの損失が生じるでしょうか。
元のオパールの石目は3.17ct。
リカット後の石目は、2ピース計で1.82ct。
優に1カラット以上が消えてしまいました。
しかし宝石リカットの特性上、これは致し方無いことなのです。
リフォームお納め品
リカットした時点で一度お客様に石の大きさを見てもらい、ご相談の結果、耳に密着させるタイプではなく揺れるタイプのピアスにすることになりました。
ご希望どおりのピアスリフォームが完成し、この先お客様の耳元を飾ることになります。
めでたし、めでたし♪