ジュエリー生まれ変り日記

その状態で売る?よなぁ

三ヶ月ほど前のお話です。
高校時代のクラスメイトと食事した折—。

前から気に入っているデザインの指輪があるということで「ちょっと一緒に見てほしい」と。
因みに、場所は、浦和の伊勢丹一階でした。

プラチナ製、巾広の平打リングで、色々な透かし模様にメレダイヤの彫り留めといったデザインでした。
まぁデザイン自体はよくあるもので、似たような感じでよければうち(ユーマン)で作ってあげるよと。完全な営業妨害ですね(笑)。
(勿論店頭を離れた後での会話です。)

で、今回のお話はデザイン云々はあまり関係なく—。
そこで二人で見ている時、店員さんは一所懸命セールストークしてくれて、そして確かに悪い指輪ではなくて。
でも、表面に「小傷」がかなり多いのです。平打だからすごく目立つ。(彼女は「そうだった?」と言ってましたが。)

言えば誰もが知っている有名なブランドですから、日々たくさんのお客さんが来ていることでしょう。その都度出してまた仕舞い、また見たいというお客様の手に渡り、そして仕舞い…。
そりゃ傷はつきますよね。

その時思ったんですけど、ここで友人の彼女が「これ買います」となった場合、「傷が多いので一旦新品仕上げしてからお渡しさせて頂きます」—、とはならないよな絶対。セールスの常道として、買うと言ってるお客さんにわざわざそんなこと言わす経営者はいないもんな。
そうすると、もう明らかに傷だらけのリングが「新品」として売られていくわけで、それってどうなのかな。
誤解されると困るのですが、私にも許容範囲というものはあります。
でもね、その時のリング、もう本当に小傷だらけで。(結果プラチナの輝きの半分位は損なわれていました。)

よく、当方で「新品仕上げ」をお引き受けし、お納め後にメールを頂戴します。ごくたまに、「買った時より綺麗になっていて嬉しい」といった旨のお便りもあり、そんな大仰なと思っていたのですが、こういった現実を目の当たりにするとそんなことも十分あり得るなと。
どんなリングも使い出せば瞬く間に傷だらけになってはきます。
でも買う時位は綺麗な鏡面のリングの方が、やっぱり気持ちいいですよね。

と言うわけで、新品仕上げ加工—、お気軽にお申し付け下さい。
ではまた。


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