ジュエリー生まれ変り日記

プラチナの高騰が

止まりません…。
先日、ついに、Pt900が小売価格で「g/7,000円」を突破!!
本日などg/7,300円弱にまでなっています。

当サイト開設当時、Pt900のお客様へのご請求は「g/3,500円」前後でありました。(今見ると何て安いんざましょ。)
それがよもや7,000円を超える日が来ようなどとは—。
当時は(今も)夢にも思いませんでした。

「g/7,000円超」なんて、この仕事に就いて以来、勿論私にとっては初体験です。正直怖いです。
プラチナ加工のオーダー、この先我がサイトに入ってくるのでしょうか!?

とにかく地金は「材料」ですからね、これがないことには仕事が始まりません。
ホワイトゴールドって手もあるにはありますが、やっぱりプラチナのあの質感は捨て難く、正直安易にWGへの変更も勧めたくありません。
第一お客様にしたらプラチナのジュエリーが第一希望なわけだから、ホワイトゴールドってそりゃ「18金」なわけで…。
そんなに高いんなら「じゃ、しばらく様子見てみようか」ということになりますでしょう?きっと。

今はお見積もりの段階で、ちょっとしたキャスト枠でも簡単に10万円のラインが見えてきます。
これは我々にとってはかなり痛い。
例えば「手作り加工10万円超」のところ、「キャスト枠なら5~6万円」なんていうのが既製枠使用のメリットだったわけですから。
しばらくはプラチナオーダーに関しては忍の一字ですかねぇ。
〇| ̄|_

相場がこうなってきますと、機を見るに敏な業者がどこからともなく沸いてきます。
御徒町のある通りなど、もう「買取りロード」と称してもいいような状況を呈しております。いつの間にか「買取り専門」を謳う店舗が5~6軒も出来たのです。

ジュエリーを単なる地金として預かり、右から左に流して相場の差額を抜く。それだけを仕事とする店舗群です。
当方が一貫して「買取りのみは行わない」としてきたのは、そこには何ら、一片の生産性もないからです。金融屋じゃないんだからさ。

しかし相場がここまで高くなりますと、純粋に売ってしまって現金に換えたいという衝動が芽生えるのも頷けます。
でも、ものは考えよう。現金にすればいつかは必ずなくなります(笑)。
何か違うジュエリーにリフォームして、また新しいジュエリーで何年も楽しむというのも一興かと。

考えてみれば、相場が高いということは、それに連動して「下取り額」だってそれなりに高いわけです。ということは、Pt900の場合、3年前よりかなり高いご予算のオーダーが同じ重さの地金(下金・したきん)で作れるとも言えるわけです。
そう考えてくれるお客様に出会えるといいなあ。

以上、愚痴半分、希望半分のエントリーでした。
ではまた。


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